本日はタイトル通りアロマについての記事です。
最近は外出自粛によるテレワークの影響でアロマを使っている人も多いとテレビでやっていますね。
人間にとっては、リラクゼーション効果もあってストレス緩和や気分的にも落ち着くアロマセラピーですが、猫を飼っている場合には大丈夫なのでしょうか?
アロマはオイルを入れてそれを水蒸気にして出しているので、ちょっと心配な気もします。
ということで少し心配事もあるアロマについて詳しく触れていきます。
猫にとってアロマは毒になる可能性も…

アロマオイルですが、実は猫にとって大変危険です。
後ほど詳しく紹介していきますが、アロマオイルを誤って舐めてしまって亡くなってしまったケースや、アロマを使っていて猫の肝臓に以上な数値が出てしまったケースが過去に起きていたそうです。
上のケースは、確実にアロマオイルだけのせいとも言えないですが、実は猫の体質的なこともあってアロマは毒になるから控えたほうがいいとも言われています。
猫にとって何でアロマセラピーは毒なの?

アロマオイルは人間も猫も嗅覚から脳に刺激を与えて、血管に入り体を循環していきます。
その結果人間にとってはメリットであるアロマセラピー効果が出てきます。
ただし、猫は人間と大きく体質が違うためデメリット効果が大半を占めています。
それについて4項目に分けて紹介していきます。
①肉食動物なので消化・分解ができない
猫は肉食動物のため、人間と違って体内の植物を消化したり分解したりする機能がほとんどありません。
アロマオイルは植物油分のため、体に取り込まれた成分が代謝できずに体内に留まり続けて中毒となってしまう可能性が高いです。
直接アロマオイルを舐めてしまわなくても、使っているだけで徐々に溜まって影響を与えてしまうことになります。
②モノテルペン炭化水素類に敏感
聞き慣れない単語ですが、「モノテルペン炭化水素類」に猫は過剰に反応します。
※人間や他の哺乳類には無害な芳香分子と言われています。
アロマオイルにはいろいろな種類がありますが、特にオレンジやレモン・グレープフルーツ系の柑橘系オイルがこの数値が高く危険と言えます。
③フェノール類・ケトン類に敏感
同じく猫にとって危険な芳香成分で、毒性が高いと言えます。
フェノール類はシナモン・バジル・タイム・オレガノなど
ケトン類はセージ、ヒソップ、キャラウェイ、カンファー、など
これらの香料・成分が含まれているアロマオイルは②のものテルペン炭化水素類と同じく猫が過剰に反応してしまいます。
④皮膚が薄いので吸収しやすい
人間に比べると猫の皮膚はとても薄いです。
皮膚自体は猫も人間も「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層構造になっていますが。
その中でも「表皮」は菌や異物などの侵入を防ぐ役割があると言われていますが、猫は人間に比べて半分程度しか表皮の割合がないです。
そのため、人間用に作られているアロマは猫の皮膚には過剰に吸収されてしまうのです。
これらを簡潔に書くと
- アロマは猫にとって有害な成分が多い。
- そして皮膚が薄いため吸収がされやすい。
- さらに消化や分解ができないため体に蓄積されやすい。
という感じに危険な項目がズラっと並びます。
まとめ

確実にダメとは書けないですが、万が一のことに繋がってしまう可能性もあります。
猫を飼っている家ではなるべくアロマは控えてあげましょう。
仕事の疲れを癒したいからどうしてもアロマセラピーをしたい場合には猫がいない部屋だけで使うや、代用にアロマに似た芳香剤で代用するなどがおすすめです。
ちなみ、猫セラピーという最強の癒し効果もあるのでぜひ試してみてください。
