日中は30度越えの本当に暑い季節となりました。
サムネの通りまめすけは扇風機の前を陣取ってます。
もう扇風機だけだと猫たちも飼い主も耐え切れないのでエアコンも最近つけ始めました。
半年前に冬の記事を書いたので本日は夏に起きやすい猫の熱中症について記事にしていきます。

熱中症は本当に怖い症状なので注意して起きるリスクを減らしていきましょう。
猫が熱中症になるとどういう症状が出るの?

健康状態の時と比べてチェックしてみてください。(症状が重症なほど数が高くなっています)
- 元気がない
- 食欲がない
- 口を開けて呼吸をしている※1
- 耳や肉球に熱を感じる
- 歩きがおぼつかない
- ヨダレが出ている
- 心拍数が高い※2
- 目が充血している
- 眼球の動きが不規則
- 嘔吐をする
- 下痢・血便をしてしまう
- 痙攣を起こしている
※1 猫は犬のように口を開けて呼吸することは通常ないです。激しい運動のあとにはパンティング呼吸と言われている口での呼吸をすつことはあります。
※2 胸の下に手を当てて15秒心拍数を測って4倍にする方法が一般的です。1分間に100〜130だと平均的で、それ以上だと高い心拍数となっています。
①〜②に関してはちょっと具合が悪い、もしくは猫風邪などにも該当します。
それ以上に該当するようなら一度動物病院に相談してみましょう。
室内飼い猫の熱中症原因と対策

猫は自ら快適な環境に移動して体温調整を行える動物です。
ただし室内飼いの場合だと限られた空間(部屋の中)でしか移動が出来ないので、部屋全体が暑いとそれ以上移動のしようがありません。
人間は暑いと汗を出して体温を下げることができますが、猫は全身で汗を出すことができないので体温調整が苦手です。

大きく2つ考えられる原因を紹介します。
水分不足
人間と同じですが、暑い時に水分を取れないと熱中症リスクが格段に上がってしまいます。
室内飼いでよくあるケースだと、飼い主が外出中に水を全部飲んでしまって無くなったり、器をひっくり返してしまって飲めないことです。

みなみ家では⬆︎のたくさんお水が入って、ひっくり返しづらい水あげ機を使っています。
ただ、コードを噛んでしまったり、何かの原因で停電してしまうと水が出なくなってしまうので、複数の水飲み場を確保しておくことをお勧めします。
水の置き場所も猫が走り回りづらい、部屋の角などが溢しにくい場所となっています。
部屋の温度が高い
窓を閉め切っていたり、扇風機やエアコンをつけないでおくと室内に熱気がたまってしまいます。
理想だと…エアコンをつける>窓を開けて扇風機です。
1Fの方はなかなか窓を開けて出掛けられないと思いますので、その場合にはエアコンが必須かもしれません。(扇風機だけだと大きな対策にはなりづらいです)

夏場の猫にとって26〜30度程度が快適な温度になりますので、エアコンの温度は28度のエコモードでも十分に効果があります。
仕事などで長時間外出する場合には付けっぱなしで外出してあげましょう
あとはペットショップやホームセンターにも売っている保冷効果があるクールマットなどもお勧めです。1,000円台からでも購入できます。
部屋の温度と合わせてアイテムも駆使して注意していきましょう。
熱中症にかかりやすい猫がいるの?
実はまめすけは熱中症になりやすい猫になっています…
以下に該当する場合には熱中症になりやすいと言われています。
鼻が低い品種
エキゾチック、スコティッシュなどの鼻のつまった短頭種の猫は、呼吸による体温調節が他の猫より苦手で熱を逃しにくいため熱中症になりやすいです。(完全にまめすけです)
肥満気味の猫
皮下脂肪は断熱材となり体に熱がこもりやすいです。また、首まわりの脂肪によって気管が圧迫されて呼吸機能が低下してしまいます。(完全にまめすけです)
子猫や老猫
子猫や老猫は体の生理機能が未発達であったり、逆に衰えていたりなどの理由から体温調節が上手くできないため、熱中症になりやすい傾向があります。
まとめ

人間と同じく猫にとっても夏に気をつけなくてはいけない熱中症についてでした。
本当に基準が分かりづらいものなので、少しでも元気がないなと思ったらまずは動物病院に相談してみることをお勧めします。
重症になってからだと取り返しがつかなくなることもあります…
もしも動物病院がやっていない時間であれば、簡易的な処方として保冷剤を包んだタオルや濡らして絞ったタオルなどで猫の体に少しづつポンポンと当ててあげましょう。
※氷をダイレクトに当てるのはダメです。
特に心臓周りはいきなり冷たくしてしまうと温度差が激しくなってしまい危険です。
夏も気を付けることがいっぱいですが、環境を整えて猫との暮らしを楽しんでいきましょう。