魚介類についてのpart2記事です。
前回記事では絶対にあたえてはいけない魚介類をピックアップしました。

ドライ・ウェット療法で、猫のフード原材料を見ているとマグロ・サーモン・カツオなどいろいろな魚介類が書いてありますよね。
猫のフードに入ってるなら人間が食べている生のお魚もあげても大丈夫なの?
というところも気になるかなと思います。
お刺身やお寿司のときに猫がねだってくる!という家も多いかもしれません。
ということでこの記事では魚介類にピックアップして猫にあたえても大丈夫なのかどうかというところをまとめていきます。
魚介類は猫にあげても大丈夫?今回は注意が必要なものを紹介します。

「お魚くわえた野良猫〜」という歌もありますが猫は基本魚が好きです。
※港の近くにいくとまるごとパクパク食べている猫もみますよね。
ただし、栄養素や成分の関係で食べることでとても危険な魚もあったりします。
大きく3つの分類に分けていきます。
- 危険!命に関わるので絶対にあげてはダメ(×)
- 注意!与え方によって病気リスクも(△)
- 適量であれば食べさせても大丈夫(○)
今回の記事では②③の注意する、もしくは注意しながらであればあたえても大丈夫。なものをピックアップして記事にしていきます。
アジ・イワシ・サバなどの青魚(△)

青魚には「アニサキス」の幼虫が寄生しやすく、生であたえると生きたまま猫に寄生してしまう可能性がでてきます。
なら茹でたものは大丈夫?ということですが、青魚は「不飽和脂肪酸」を多く含むので摂取しすぎると黄色脂肪症になる危険性もでてきます。
青魚は骨も多いので食道を傷つけてしまう可能性もあります。
※直接的な毒などではないので、猫にあげる場合には新鮮な青魚を茹でた上で骨をしっかりと取る、そして少量程度であれば大丈夫です。※多くても月1回程度
青魚をあたえるぐらいであれば後でご紹介する○の魚介類のほうがおすすめです。
カツオ(△)

カツオは意外かもしれませんが、青魚同様に不飽和脂肪酸が多く含まれています。あたえ過ぎると同じく黄色脂肪症に繋がってしまいます。
「ナイアシン」というエネルギーを生み出す良い成分も含まれています。
猫にあたえる際には刺身の半分ぐらいの大きさを月1回程度が理想です。
かんぱち(○)

ここからは(量を守れば)猫にあげても大丈夫な魚介類の紹介です。
まずはかんぱちですが、タンパク質が豊富に含まれています。
食中毒予防に十分気をつけ、新鮮なものを刺身半分ぐらいの大きさであればあたえても大丈夫です。
サケ(○)

サケには猫の体に良いタンパク質と脂肪を含んでいます。
用意した画像が塩漬けのに見えて申し訳ないですが、ただし塩漬けは腎臓に負担をかけるのであげてはいけないです。
人間が食べる刺身用のものをあげましょう。
こちらも大きさとしては刺身の半分程度の大きさが理想です。
タイ(○)

タイは他の魚と比べて脂肪分が少なく猫にあげても大丈夫なお魚です。ただし、白身魚は痛みやすいので新鮮なものをあたえましょう。
量は他魚と同じく刺身の半分程度にしておきましょう。
骨が大きいのでしっかりと骨を取ること、また焼いたタイはNGです。
マグロ(○)

最後は王道のマグロです。
キャットフードなどでもサーモンと並び定番の原材料になっています。
赤身魚は猫にとって必要なタンパク質が豊富なので、刺身半分程度の量を守ればあたえても問題はありません。
注意点としては脂分が多いトロは脂肪過多になるので控えたほうがいいです。
まとめ
今回は注意してあたえる魚介類を記事にしました。
マグロやサーモンなどはキャットフードの原材料にもなっていて猫にとっては良い成分が含まれています。
…が、注意点も多いです。
大切なことは猫にあたえる場合でも以下のことに気を付けることです。
- きちんとした量を守る
- 新鮮なものをあげる
- 骨を抜く
- 焼いたり茹でたりなどは魚によって変わる
よくYoutubeなどでマグロの柵を丸々食べさせている動画を見たりしますが、猫は体が小さいので栄養過多になったり、胃に負担がかかって嘔吐の原因にもなりますのであげすぎは危険という点だけ抑えておきましょう。